来週はハルモニームジーク Vol.11
師匠イベントがなんとか実現できるようになってホッとする間もなく、次の日のハルモニームジークの準備をしてます!!
今回のメインはベートーベン。
作品番号は103ですが、後年番号が付けられただけで、作曲したのは22歳、次の年に改定されています。
1982年にウィーン宮廷八重奏団ができ、モーツァルトの名曲であるセレナーデ第11番と第12番が作曲されます。それから10年後の作曲ということは、ベートーベンは確実にモーツァルトの作品を知っていたでしょうし、その影響や憧れがあったのではないかと推測されます。
調性もモーツァルトと同じフラット3つの変ホ長調。ピアノと管楽のための五重奏とともにかなりモーツァルトを意識していたのではないでしょうか。
しかし、時代的に影響を受けたであろうと考えても、ベートーベンの作品は凡庸ではありません。なんとも新しい時代を切り開くような作品です。
最初からなんとも爽快感がありつつ重厚でリズミカルでメロディックです。ちょっとした各楽器のフレーズが繋がることで大きな流れとなり重厚さの上に高揚感が乗って興奮させてくれます。
モーツァルトとも違う、それまでのクラシックスタイルとも一線を画した名曲をこの若さで作ってしまうベートーベンの才能をまざまざと見せつけられます。
そのベートーベンの友人だったライヒャはボンとウィーンで学友でした。ライヒャは木管五重奏曲をたくさん書いており、音大生ならば必ず彼の一曲は学友たちと音を出してみたことがある作曲家です。しかし、現代では有名作曲家とは言えません。そんなベートーベンの親しき友人ライヒャの作品も今回は取り上げます。ファゴットが一本で七重奏ですが、ベートーベンとの違いを楽しめる作品です。
クロンマーは今年何度も取り上げている 八重奏の大家。とにかくこの編成の作品が多い作曲家です。なので、クロンマーといえばハルムジではお馴染みですが、今年同じ曲は一度もやっていません。今回はCDなどにも収録されることの多い作品です。
今回の演奏者は半分以上初登場!
そして今回も30台は私とお馴染みになってきたホルンの小谷くんの二人だけ。あとはみんな20台です。今回はどんな雰囲気でどんな演奏になるのか、とても楽しみです。国立音大の後輩が二人いるのも初めてですね。
いつも通り、飲み放題とビュッフェが付いてます!いつも思ってますが、相当お得なコンサートだと思います(笑)
是非是非この機会に管楽アンサンブルを聴いてみてください♡
ご予約お待ちしております!!
皆様とお会いできるのを楽しみにしております!
蛯澤亮
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